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ヒロシマ*デイト
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木曜の朝、広島の友人からの電話
「明日、広島に出てこない?」という誘いだった。
何度も携帯にメールをくれたらしいのだが 相変わらずノーチェック。
というのも、年明けからこの方、携帯の電源すら入れていなかったのだから、もはや人間性の問題以前の話である(笑)
携帯を持っている意味がない!・・という苦情は日常茶飯事
どうも、あの小さなキーを駆使して文を連ねる・・という作業がまどろっこしくて苦手、かといって代わりに電話で用件を済ませるかと言えば・・それも出来ない・・要するにダメ人間の見本のような人間なのだ・・・という自覚だけは一応あったりする(笑)

山口の友人と広島で落ち合って3人でランチをする・・というのが今回の招集の目的。
15分ほど世間話をして電話を切る頃には、すっかり広島行きが決定していた(笑)
私の住む松山から瀬戸内海を隔ててその対岸に位置する広島までは フェリーで2時間40分、高速艇ならば1時間チョット。
当日の息子とダーリンのスケジュールを考え合わせて 滞在時間を最大5時間と決めた。

出発はフェリーで。
旅費の節約・・ということもあるが、ゆっくりと旅気分を味わえる愉しみの時間でもある。
太陽の角度が上がるのに比例して 水面のキラキラの度合いが上がる様子を目を細めて眺めたり、同行させたフランソワ胡桃田の写真をとったりして しばしの船旅を満喫する。
持参した読みかけの本を読破するころには あの「大和ミュージアム」のある呉港に寄港
黒い戦艦があちこちに停泊している様子にカルチャーショックを受ける。
その威圧的な雰囲気に恐怖さえ感じた。

広島港(宇品)到着は11:00ジャスト。
出迎えにきてくれた友人と「相変わらず・・やね・・・」とおたがいに含み笑いを交わしながら、もうヒトリの友人の待つこじゃれたカフェへ。
美味しいランチと気取らない会話はあの頃と同じ。突っ込まれるタイミングまで変わらなくて
ここが広島だ・・ということ以外は 何一つ変わっていないような気さえする。

有り難いのは 素のままでつきあえる友の存在。
日々、バーチャルなネット社会に身を置いていると麻痺しがちな自分の素の部分。
足したり、引いたり・・装うことばかりに気を取られていると だんだん心が乾燥してくる。
そして やがて そのギャップに身動きがとれなくなる。
今まで そんな人を随分たくさん見てきたし もちろん自分はどうなん?という戒めの気持ちもある。
この何日か いろいろ考えるところもあって人間不信に陥りがちな生活を送っていたので
思い切って出かけた広島で そのモヤモヤのリセットが出来た気がした。

ありがとう。
そして ごちそうさま♪
by 4seasons-kurumi | 2007-01-27 13:24
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