酔っぱらいの迎えが嫌いだ。
だいたい待ち合わせ場所にいたためしがないし
脳みそが沸いているので、自分がどこにいるのか説明ができない。
「えーと、十字路んとこ」
って、どこやねんっ!(怒)
こたつの中で脱いだ靴下がみつからん
まぁ車で迎えに行くだけやし、えっか・・・てことで裸足にスニーカーで出かけたのだった。
その上にロングコート。
●●駅の前で待ってるはずのおっさんが見当たらない。
舌打ちしながらバックをまさぐったのだがスマホがなかった。
この絶望感・・・・
この眩しいまでのお互いさま感・・・
腹をくくって裸足にロングコートの親方は車を降りておっさんを捜索するのである。
コンビニ、
駅舎、
最寄りの自販機
この冬空の下、2度見されたかどうか定かではないが多くの人とすれ違いながら捜索すること数分
もうめったに見かけなくなった公衆電話を見つけ
なけなしの100円玉を投入してやっと繋がったとおもったら
「えーと、、十字路んとこ」
とか言いやがったのである。
きーっ!!!となっている親方に心の声が言う。
「おまえもな・・・」