蜜柑山の猫捕獲。 長かった・・・。 夏生まれの兄弟たちがいたはずだが、育たなかったのか、それともイタチやカラスにやられたのか、蜜柑山に親子で姿を現すようになったときはすでに1匹だった。 やがて母ネコと思われる茶トラとも行動が別になり、蜜柑の収穫準備のために頻繁に足を運ぶ私の母が餌付けをするようになった。 まだ子猫だった。 餌をやるからには保護が前提。 愛猫桃太郎の命日であり、銀杏が我が家に迷い込んで保護をした12月10日を保護目標日と設定し、あの手この手で捕獲を試みるが、ことごとく失敗。 というのも行動するのは手なずけている75歳の母であり、75歳の瞬発力と子猫と言えど野生を生き延びてきた猫の反射とでは結果は火をみるよりも明らである(笑) もう手を伸ばせば抱き上げられそうな距離でご飯を食べるのに、常に警戒を解かず、動く気配をすばやく察知して飛びのくの繰り返し。 業を煮やして、保護団体に捕獲機のレンタルをお願いし、それでも1週間かかったが 本日無事、保護成功とあいなった。 蜜柑山は南斜面で暖かく、やわらかい草の生える、また身を隠すには調度いい柑橘の低木が連なる猫にとってはこの上なく居心地のよい場所に見える。 夜はどこかに寝床を持っていたようで、親猫とぬくぬく猫団子で寝ていたのかもしれない。 鳥を追い、空を眺め、日向ぼっこをしてのびのび過ごしていた子猫を、親猫と引き裂くように連れてきてしまった罪悪感。 しかし、私たちは知っている。 本格的な冬にボロボロになって命を終える小さな動物がいることを。 今までさんざん後悔してきた。 なかなか勇気がでなかった。 よいか悪いかは答えが出ない。 病院でウイルスキャリアだと宣告される可能性もかなり高いし、そうなるとノンキャリアの先住が2匹いる我が家で飼うことは無理だと思う。 里親探しだって困難なことはわかりすぎるくらいわかっている。 さあ、でもこれからである。 さっき覗いたらウエットフードを完食していた。 少し撫でさせてもくれた。 抱くこともできないと覚悟していたが、案外陥落は近いかもしれない。
by 4seasons-kurumi
| 2015-12-20 21:50
| わんこ にゃんこ
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