輪郭




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直線距離で海まで2.5キロ
小さな町の小さな丘には鈴なりのギャラリー
手に手に団扇を持ち 今宵繰り広げられる花火大会の口火を逃すまいと、皆一様に西の空を凝視している。

祭り会場へ出向いて、火の粉の降りかかるような位置で迫力の花火を見上げるのも一興。
しかしながら、どぎつい原色の屋台と、アラレモナイ姿で傍若無人に振る舞う今時の若者に興ざめし、
「日本の将来を悲観しながら・・・」・というのでは風情もなにもあったもんではない。
まぁ、そんな思いをするくらいなら、静かな住宅街の丘で観る「お盆大の花火」で十分!
というのが最近の我が家の見解。



子供の頃、屋根に登ってみた花火
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打ち上がってから約2秒後に到達する響鳴音。
背中を流れる汗だとか 慎重に踏みしめた屋根瓦の感触だとかは リアルに憶えているのだけれど
何故か花火には色がない。
遠く西の空に見えるお盆大の花火はシャがかかったようにぼやけていて
あの夏の日の、甘い夜の匂いに溶けて
輪郭さえも曖昧になってしまった。

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by 4seasons-kurumi | 2007-08-06 16:20 | 子供の頃
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